納骨前日合葬式墓地(=納骨堂)の前(外)には、
献花台(お線香も手向けられる)があり、納骨後は、そこでお参りする。
うちの近くのホームセンターで花を買い、線香は母が持参することに。
明日は、夫の車で行くのだが、夫が「荷物はたくさんあるの?」と。
今まで、法事の時は、お寺さんに供える大きな花一対、水菓子、お供物
お墓用の花一対、と大荷物だったが、
明日は法事ではないし、お骨を納める先では、お供えもできないので、
「荷物」は小さな花だけだ。
今まで、そうした法事のあれこれが、ものすごく大変で負担だったけれど、
今後、それをしなくていいとなると、それはそれでほんの少し寂しい気持ちにもなる。
でも、あれを続けられそうにないから、改葬に踏み切ったのだ。
今までよく頑張ったよ、私たち……。そうも思う。
納骨週間予報では、当日は大雨の予報だったが、出発時には小雨。
そして、現地に到着した時には、やんでいた。
納骨堂自体は屋内だが、屋根のない所も通るので、
雨が降っていれば、傘も必要。やんでよかった。
まず、霊園の事務所で埋葬届け?(正式名称不明)の書類を書く。
(埋葬する人の住所氏名、遺骨の名前、死亡時の住所、本籍、埋葬人との続柄。
新しく納骨する納骨壇の番号)遺骨一体につき1部=計2部記入。
その後、管理事務所の係の方2名(うち一名が遺骨を運んでくださった)と
家族で納骨堂へ入る。
ここへは、納骨時以外は入ることができない。
過去に(今も?)年に一度くらい、見学日があったのだが、
私たちは見学しなかったので、入るのは初めてだ。
パンフレットの写真で見ていたよりも、明るく、落ち着いた感じで、
納骨壇のとびらには、四隅に金具がついていて、それなりの趣がある。
中は、金色に施されていて、金仏壇のイメージ。
宗教は不問だが、やはり仏教色が強い。
そもそも、外の献花台にお香の皿もあるのだから、基本的には仏教式だ。
(他の宗教の人とか、本当の意味で無宗教の人は、もしかしたら気になるかも。
でも、気になる人はそもそも申し込まないか)
さて、父と弟が入る新しいお墓(納骨壇)。
何年か前、一番最初に合葬墓地の説明を市役所へ聞きに行った時、
1体用と2体用は、場所が離れているとの話だったので、
別々になってしまうと思っていたら、
せまい通路をはさんで、ほぼ向かい合わせの場所だった。
しかも、番号が同じ。(片やA-30、片やB-30/いずれも「仮」)
納骨堂全体で、まだ空きがあるようなので、もしかしたらなるべく近くになるように
配慮してくれたのかもしれない。(偶然かもしれないけど)
先に、父を2体用へ納める。
とびらには、父の名前(黒文字)と母の名前(赤文字)のプレートがつけられている。
左側に寄せて骨壺を置くと、金屏風の前にいるお内裏様のような感じがした。
右側におひな様が並ぶのは、まあ、もう少し、いや、まだまだ先にしましょうね(笑)
お参りして、とびらに鍵をかけてもらって、終了。
で、もうひとつ、弟はひとりで1体用に。こちらは真ん中にすえ、同様に。
外に出て、お花とお線香を供え、お参り。
無事に滞りなく進めることができて、本当に良かった。
石材店へあいさつ(残金支払い)
工事を早々と終えてくださったお礼と、滞りなく納骨できたことを報告。
工事を依頼した時に、見積もりの半額を納めてあったので、残金を払う。
他に、合葬式墓地の脇にある「墓誌」への名前彫刻もお願いしたので、
その分も合わせて支払い。
墓誌の名前彫刻は、希望者だけだが、うちは3名分お願いした。
母のは、もちろん赤い文字、だ。
改葬に取りかかる前は、どこへ工事を頼めばいいやら、見当もつかず、
また、業者によっては色々あると聞いたりで、心細かったのだが、
仕事も人当たりも本当に良い石屋さんに出会えたことに感謝。
あとは、合葬式墓地の使用券が送られてくれば、
改葬に関するすべてのことが完了する。
(使用券がまだもらえないのは、古いお墓=区画墓地の
管理料納入に関する手続きが終わっていないため)
ともあれ、一段落。
改葬の手順(うちの場合)
1)市役所にて合葬墓地申し込み&区画返還手続き(書類提出)【4月下旬】
2)お寺にあいさつ(以前にすでに説明済み ※注)
3)区画の墓石を撤去するための石材店選定【4月下旬】
(石材店は、つてがないため、市役所にて市内の石材店組合?の
連絡先を教えてもらい、某石材店に見積もりを依頼)
4)市役所から届いた払込書で合葬墓地の代金を払い込み(指定銀行窓口)【5月上旬】
5)石材店より見積もり届く→正式に依頼 【5月上旬】
6)石材店へ工事費内金支払い(半額)【5月中旬】
7)お寺さんと法要の日程相談→6月初めに決定【5月中旬】
8)閉眼法要【6月初旬】
9)市役所より電話(改葬許可申請書提出について確認)【6月初旬】
10)市役所へ改葬許可申請書提出定額小為替200円分同封(郵送)【6月初旬】
11)石材店より工事完了の連絡入る(電話)支払い残額確認【6月中旬】
12)市役所より改葬許可証届く【6月中旬】
13)市役所へ納骨の日取りを連絡【6月中旬】
14)石材店へ残金支払いの日取り(=納骨の日)を連絡【6月中旬】
15)新しい墓地(合葬式)へ納骨【6月下旬】
16)石材店へあいさつ・残金支払い【6月下旬】
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